2009年11月27日
女性は共感、男性は反省。

ミッテ10で行われた試写会を夫と見に行きました。
「今度は愛妻家」という映画で、めずらしく夫婦ペアでの試写会。
会場に着くと・・・おー。いろんな年代のご夫婦がいっぱいです。
お仕事帰りのスーツで奥様のもとへ駆け込んでくる旦那様。
他のご夫婦もオシャレをしてふたりでいそいそとデートのようで
なんだか素敵。
ハガキを頂いたとき、正直
「お。奥さんが旦那を残して病気で亡くなる話か?」
と思っていました。
行定監督って、世界の中心で愛を叫ぶのイメージが強すぎて・・・。
でも、見てみてびっくり。オトナのための映画ですね。これ。
2/3くらいはコメディタッチで笑いっぱなし。
夫の豊川悦司のダメ夫ぶりも笑っちゃいましたが、薬師丸ひろ子の
かわいい妻ぶり(というか天然)も面白いし、アレがいいです。
オカマ役の石橋蓮司さん!
ほんものですか?と思うくらいのハマリ具合。
でも笑ったぶんだけ、残りの衝撃は大きくて
あんなに「わー。ひどい」と思っていた豊川悦司がどんどん
素敵に見えて、今までの疑問が解けたことでダーッと涙がこぼれました。
夫婦ペアだからと引っ張ってきた夫は「寝ちゃうかなー」と
思っていたけれど、後で聞いたら「涙が出そうになった」ですって。
これまでは映画を見るときは必ず洋画。しかもアクションものとかばっかり
選択していた夫ですが、邦画のイメージが変わったそうです。
終わった後の感想メッセージも自分から書いてました。
頂いたチラシに書かれていた
「女性は共感、男性は反省」するっていうのに納得。
夫は浮気性でも仕事をしないぐうたらでもなく、見た目も中身の超真面目タイプなのに
(あ、だからなのかもしれませんが・・・)
かなり深く反省したようで、帰ってきてからもしばし映画のチラシを眺めていて
「これ、また次に見たら、そのときは今とは違う感想なんだろうね」と言ってました。
すごい!すごいよ!行定監督!
あんなに邦画を見るとすぐ寝ちゃう人が、何度も見たいと言ってるよ。
確かに、映画館にはたくさんのご夫婦がいらっしゃいましたが
ご夫婦の数だけ感想は違うのかもと思いました。
私達が10年後に見たら、どんな感想になるのかな・・・。
曲が井上陽水ってとこも・・・オトナの映画ですねぇ!
素敵な映画に出会えて
しあわせしあわせ。
DVDが出たら、夫に不満が出てきた頃に
バーンと見せてやろうと思っとります。
やっぱりこれが「女性は共感」ってことか。